ヒルトンプレミアムクラブジャパン（HPCJ）｜毎年１回でも日本のヒルトンに宿泊するなら入会必須のサービス
「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン（HPCJ)」というものがある。
国内のヒルトンに年に一度でも有償で宿泊する人には必須のサービスだ。
会員期間は原則一年間で、毎年更新の手続きをする（自動では更新しない）のだが、入会してから一度として更新を見送ろうと思ったことはない。
退会するのは恐らく二度とヒルトンは泊まらないと決めた人、今後は別のホテルグループの予約に専念しようとする人であろう。
少なくとも、ヒルトンオナーズメンバーのダイヤモンドやゴールド会員であり、国内のヒルトンも利用する人なら一度入会したら更新し続けるのではないかと思う。
この記事では、HPCJのメリット・デメリットを紹介する。
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン（HPCJ)のメリット・デメリット
HPCJメンバーの４つのメリットともう一つの特典
特典１｜宿泊料が大晦日以外いつでも25％オフ
HPCJのメンバーは国内のヒルトン（＋コンラッドソウル）に、いつでも25％オフの価格で予約できる。唯一12月31日を除いては。
しかも、前日23時59分まで無料でキャンセル可能だ。HPCJ一番の魅力である。
ヒルトン・グループは、不定期にセールを開催し、最大30％オフくらいの価格を提供する。その価格はHPCJよりも魅力であることも多い。
しかし、ほとんどの場合、キャンセルポリシーが厳しい。一度予約するとキャンセル料が100％必要になる条件だ。事実上キャンセル不可ということである。
予定が完全に決まっている場合、不利益は少ないが、ビジネスで利用するときなど、相手方の都合で予定が変わることもある。
ケーズバイケースだが、キャンセル不可の30％割引と前日まで無料キャンセル可の25％であれば、後者のプランを選ぶことも多いであろう。
あまり広まってはいないが、HPCJの一番の魅力は、前日23:59まで無料でキャンセル可能なプランを大晦日以外25％オフの価格で予約できることである。
特典２｜レストラン割引最大20％オフ
レストランの割引も重宝することがある。筆者はラウンジ利用できるヒルトンに宿泊するときはホテル内のレストランを利用することはほとんどないが、ダブルツリーヒルトン那覇など、ラウンジのないホテルに宿泊するときはレストランを利用することもある。
一般にホテル内のレストランはサービスが行き届いている反面、値段が高いことがおおいため、20％オフの割引は便利である。
ただし、20％割引を受けるには支払いを部屋付けにしてチェックアウト時に精算する必要がある。食後に支払いをしてしまうと割引は10％オフになることに注意したい。
逆にいえば、宿泊しなくてもヒルトンホテル内のレストランはHPCJメンバーはいつでも10％オフで利用できるともいえる。
特典３｜5,000円割引券2枚プレゼント
後述するが、HPCJは会費が初年度入会金25,000円、次年度以降更新料10,000円必要である。
一方で、毎年ヒルトン宿泊やホテル内のレストランでの支払いに使える5,000円の割引券を2枚取得できる。
割引券は2枚同時に使うこともできるため、期限内に利用すればHPCJの会費は実質無料といえるかもしれない。
ただし、割引券の有効期限は、会員更新時の6か月後の月末であり、実質無料というためには、毎年HPCJ更新時から6か月以内にヒルトンの宿泊かレストランを利用しなければならないということになる。
特典４｜初年度オナーズメンバーシルバーエリート
ヒルトンのメンバーシップ制度には上級会員制度がある。
ダイヤモンドを頂点として、ゴールド、シルバー、及びメンバーと４つの段階がある。原則、前年の宿泊実績によって得られる資格だが、HPCJ会員になると初年度からシルバー会員の資格を有することができる。
シルバ会員の特典はそれほど大きくはないが、メンバーよりも以下の点で優遇される。
特典プラスα｜誕生日にレストラン利用でバースデーケーキプレゼント
5つ目の特典として誕生日の前後1か月の間にレストランでメインディッシュを注文するとバースデーケーキがプレゼントされるという特典がある。
3日前までにこの特典を利用すると連絡を入れなければいけないため、正直使いにくいが、筆者は、ダブルツリーヒルトン那覇で利用したことがある。
しかし、バースデープレゼントは自分ではない誰かほかの人に用意して欲しいものである。自分で自分のバースデーケーキのプレゼントを3日前までに連絡するというのは恥ずかしいものがある。
せめて同行者の誕生日で利用したいものだと切に願う。
対象ホテルは日本国内20ホテル＋コンラッドソウル
HPCJのデメリットの一つ目は、対象ホテルが日本国内のホテルとコンラッドソウルの21施設に限られることである。
願わくば、海外すべてのヒルトングループのホテルが対象になることを願う。いつでも前日までのキャンセル無料で25％オフの価格で予約できれば、ヒルトンは本当に利用しやすいホテルになると思う。
参考までに2022年現在の対象ホテルは以下の通り。
- ヒルトン東京
- コンラッド東京
- ヒルトン東京お台場
- ヒルトン東京ベイ
- ヒルトン小田原リゾート＆スパ
- ヒルトン成田
- ヒルトンニセコビレッジ
- 旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン
- ヒルトン名古屋
- ヒルトン大阪
- コンラッド大阪
- ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
- ヒルトン広島
- ヒルトン福岡シーホーク
- ヒルトン長崎（2021年11月1日開業)
- ヒルトン沖縄北谷リゾート
- ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート
- ダブルツリーbyヒルトン那覇
- ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城
- ヒルトン沖縄瀬底リゾート
- コンラッドソウル
HPCJの会費
利用が国内のホテル（+コンラッドソウル）に限られるというのもデメリットだが、それ以上に分かりやすいデメリットが会費である。
- 初年度25,000円
- 次年度以降10,000円
いくら毎年5000円の割引券を2枚もらえるからといって、その利用期限は半年間。*1デメリットといえよう。
なお、新規入会するときの初年度25,000円については、クレジットカードや航空会社などの特典*2で1万円に優遇されることもある。
ヒルトン・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの特典であれば、初年度0円で入会できる。*3
デメリット３｜ヒルトンが辞められなくなる
HPCJのデメリットを3つ挙げるとすれば、最後はヒルトンが辞められなくなるということである。
どのホテルグループも自社ブランドに囲い込みを行う時代である。ほとんどのホテルグループはメンバーシップという手法を使うが、ヒルトンはヒルトンオナーズ制度のほか、HPCJでも囲い込みを行っている。
お得だから・・・、更新費用10000円は割引券で実質無料・・・、といった理由付けで更新を続ける限り、あなたはヒルトンのトラップに引っかかっているともいえる。
とはいっても筆者も5年間以上、HPCJの更新を続けている。しっかりトラップに落ちているがお得だから仕方がない。
【裏技】HPCJ利用でキャッシュバックを受ける方法
ヒルトンを予約するときに、キャッシュバックサイトを活用する方法がある。
TOPCASHBACKを経由してヒルトンホテルを予約すると、1.05％のキャッシュバックを受けられるが、キャッシュバックサイト経由でHPCJ価格の予約をするためには、コツが必要である。
TOPCASHBACKからヒルトンの予約ページに移行したあと、
- 自分のアカウントにサインインする
- Location等から予約するホテルを検索する
- 日付を決定
- Special Ratesを選び、Promotion / Offer codeにHPCJのコードを入力
の手順を踏めばよい。
気になるpromotion/Offer codeは、
部屋のみのプラン：RPHPRO
朝食付きのプラン：RPHPBB
である。
TOPCASHBACKに興味がある人はリンク先で登録して欲しい。
登録費用・年会費等全く無料で利用できる。ヒルトン以外のホテルにも役立つサイトである。
まとめ
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン（HPCJ）は年に1回でも国内のヒルトンに有償で予約する人にとっては入会必須の欠かせない制度である。
いつでも前日までキャンセル可能な25％割引の予約は、一度ハマったらヒルトンと縁を切るまではやめられないお得さである。
